2011年度鎌田ゼミの絵

colorfulhand

わかっていることなんて何ひとつない
だけどいえることがある
この手でつかめるものがあるとしたら
あなたと、手をかさねたい

混ざり合うこの世界で
きっと人はそこから始まる



解説
何かをするためには何かを忘れなくてはいけないときがある。
けれど、本当に忘れてはいけないことがこの世界にはあるのだと思います。

ごはんを食べなければ力が出ないように、何かを頑張るためにはなにか力の源が必要なのではないでしょうか。
そしてその源は、心を通わすことが出来る誰かなのだと私は思っています。
自分への肯定的否定的にかかわらない規定による力には、いつか限界がくるけれども、
誰かが一緒にいてくれたら、誰かのためだったら人は力を生み出すことが出来るのでしょう。

だから人は、いつもどこかで人を求めているし、その求める方向を間違えたときに問題が生まれるのではないでしょうか。
人が一人では生きていけない理由はここにあって、人間が人間である理由もここからきているのだと私は思っています。

そして、そのような関係性を他者と築くためには、自分のことばかりを考えていてはできないですし、
相手のことを本当に想わなければいけないのだと思います。

辛くて、苦しくて、悲しくても、生き続けなければならない人間にいったい何ができるのでしょうか。

<絵・文 研究演習U 塙恵美>